ExcelのCopilotに、自分の好みや作業ルールをあらかじめ登録できる「個人設定」が用意されています。この記事では、何が便利なのか、どこから設定するのか、ワークブックルールと何が違うのかを整理します。
Copilot in Excelの個人設定とは?
Copilot in Excelは、表の整理や分析、グラフ作成などをAIに頼める機能です。ただ、毎回同じような指示を書くのは意外と面倒です。
たとえば、次のような好みは毎回出てきます。
- セル結合は使わない
- 見出し行は太字にする
- グラフに特定の色を使わない
- 数式は構造化参照で書く
- シート名やテーブル名の付け方をそろえる
個人設定を使うと、こうした好みをCopilotに覚えさせ、自分のアカウント全体に反映できます。
設定方法
Microsoft公式サポートでは、次の手順で案内されています。
- ExcelでCopilotペインを開く
- 右上の設定メニューを選ぶ
- Personalizationを選ぶ
- 好みやルールを短く具体的に入力する
- 保存する
保存した設定は、次のプロンプトから反映されます。複数の好みを入れることもできますが、最初は1つか2つに絞るほうが確認しやすいです。
こういう「一度設定すれば終わり」の機能は地味に見えます。でも、毎回同じ指示を書いている人ほど効いてくるはずです。まずは自分がよく言い忘れるルールを1つだけ登録して、どれくらい手間が減るか見たいところです。
ワークブックルールとは?
個人設定とは別に、ブックごとのルールを扱う「ワークブックルール」もあります。
個人設定が「自分の好み」に紐づくのに対して、ワークブックルールは「そのExcelファイル」に紐づくルールです。チームで共有するブックや、毎月同じ形式で使う集計ファイルに向いています。
使い分けるなら、次のようなイメージです。
- 個人設定: 自分がどのブックでも守りたい好み
- ワークブックルール: そのファイルだけで守りたい決まり
- 個人設定: 個人作業の時短向き
- ワークブックルール: チーム共有や定型ファイル向き
ワークブックルールは提供状況が環境によって異なる場合があります。表示されないときは、自分のMicrosoft 365プランやExcelの提供チャネルを確認してください。
今日試すなら何を登録する?
最初から細かいルールを詰め込むより、よく使うものを1つだけ登録するのがおすすめです。
- 見出し行は必ず太字にする
- 集計表ではセル結合を使わない
- 通貨は小数点なしで表示する
- グラフは青系の配色で統一する
- テーブル名にはtblを付ける
登録したら、別のブックでCopilotに簡単な編集を頼み、指示していないのに反映されるか確認します。うまく効いた設定だけを少しずつ増やすほうが安全です。
実際に試したときは、うまく反映された設定だけでなく、思ったより効かなかった設定もメモしておきたいです。AI設定は万能ではないので、「どこまでなら任せられるか」まで含めて確認するのが大事だと思います。
注意点
個人設定は自然な文章で書けますが、Copilotがそれを解釈して反映する仕組みです。曖昧な言い方や矛盾するルールを入れると、期待通りに動かないことがあります。
まずは短く、具体的に、確認しやすいルールから始めましょう。特に仕事用のExcelでは、AIの編集結果をそのまま信用せず、数式や集計結果を必ず確認してください。
まとめ
Copilot in Excelの個人設定は、毎回同じ指示を書く手間を減らすための機能です。ExcelでAIを使っている人ほど、早めに1つ登録しておく価値があります。
まずは「セル結合しない」「見出しを太字にする」など、自分がよく使うルールを1つだけ入れて、Copilotの動きが変わるか確かめてみてください。
参考にした公式情報
- Microsoft公式サポート: https://support.microsoft.com/en-us/excel/copilot/copilot-in-excel-personalization
- Microsoft Community Hub: https://techcommunity.microsoft.com/blog/excelblog/new-ways-to-customize-how-copilot-edits-your-workbooks/4527307


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