消費税はどんな税金なのか

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消費税はどんな税金なのか

導入

消費税は、いちばん身近に感じる税金の一つです。

買い物をするとき、レシートを見ると消費税が出てきます。税率が何%かも、日常の感覚として覚えています。

ただ、ニュースでは消費税が社会保障と一緒に語られることも多くあります。買い物の税金が、どうして年金や医療の話につながるのか。そこが気になりました。

最初に気になったこと

最初に気になったのは、消費税を「買い物のときに払う税」とだけ見ると、国の予算の中での位置づけが見えにくいことです。

消費税は、消費者が負担している感覚があります。

一方で、税務署に申告して納めるのは事業者です。

さらに、国の消費税だけでなく、地方消費税もあります。そして、社会保障の財源として語られる部分もあります。

今回は、消費税を税収、仕組み、社会保障との関係に分けて見ます。

まず確認する資料

確認したのは、財務省の「消費税に関する基本的な資料」と「消費税の使途に関する資料」です。

税収の金額については、財務省の「令和8年度租税及び印紙収入概算」を確認しました。

この記事で使う税収の数字は、令和8年度予算の国の一般会計分です。決算ではありません。

また、税率の説明では、国の消費税と地方消費税を分けて扱います。

数字で見るポイント

財務省「令和8年度租税及び印紙収入概算」によると、令和8年度予算の一般会計分の消費税は26兆6,880億円です。

兆円に直すと、約26.7兆円です。

同じ資料の一般会計分の租税及び印紙収入は83兆7,350億円、約83.7兆円です。

この範囲で計算すると、消費税は租税及び印紙収入の約31.9%です。ざっくり見ると、税収の約3分の1に近い大きさです。

ただし、この数字は国の一般会計分の消費税です。地方消費税は地方税として別に扱われます。

財務省の消費税資料では、標準税率10%のうち、国の消費税が7.8%、地方消費税が2.2%と整理されています。軽減税率8%の場合は、国分6.24%、地方分1.76%です。

仕組みを整理する

消費税は、財やサービスの消費に着目して課される税です。

財務省の資料では、消費税の実質的な負担者は消費者、納税義務者は事業者と整理されています。

つまり、レシートでは消費者が負担しているように見えますが、制度上は事業者が売上にかかる税額から仕入れにかかる税額を差し引いて納めます。

この「売上税額から仕入税額を差し引く」仕組みがあるため、消費税は事業者の取引段階を通じて集められ、最終的には消費者の負担に対応する形になります。

もう一つの特徴は、国と地方に分かれることです。

標準税率10%という一つの数字の中に、国の消費税と地方消費税が入っています。

比較

税収全体の記事では、令和8年度予算の一般会計分で、消費税は約31.9%でした。

所得税や法人税と並ぶ大きな税目です。

ただし、消費税は所得税や法人税とは違い、所得が発生したときではなく、消費が行われたときに関係します。

そのため、景気や所得の見方だけでなく、日々の買い物やサービス利用ともつながります。

一方で、消費税は社会保障とも結びつけて語られます。財務省の「消費税の使途に関する資料」では、消費税率引上げによる増収分を含む消費税収について、社会保障財源との関係が整理されています。

他の記事とのつながり

年金や医療の記事を読むと、社会保障のお金は税だけでなく保険料とも関係していることが分かります。

消費税は、その社会保障の財源の一部として語られる税です。

ただ、消費税だけで社会保障全体をまかなっているわけではありません。年金、医療、介護などを読むと、保険料、国庫負担、地方負担が混ざっていることが見えてきます。

調べて分かったこと

調べる前は、消費税を「買い物のときに払う税」として見ていました。

資料を確認すると、その見方だけでは足りませんでした。

令和8年度予算の国の一般会計分では、消費税は約26.7兆円で、租税及び印紙収入の約31.9%です。

また、標準税率10%の中には、国分7.8%と地方分2.2%があります。

さらに、消費税は社会保障財源との関係でも整理されています。

消費税は、身近な税であると同時に、国と地方、社会保障をつなぐ税でもありました。

筆者の感想

消費税は、毎日の買い物で目にするので、分かった気になりやすい税でした。

でも、資料を見てみると、国の税収の中での大きさ、地方消費税との分かれ方、社会保障との関係が重なっています。

身近さと仕組みの複雑さが同時にある税だと感じました。

このあと年金や医療を読むと、消費税だけではなく、税と保険料を一緒に見る必要がさらに出てきそうです。

次に読む記事

次にJM-008「年金のお金はどこから来るのか」を読むと、社会保障が保険料、国庫負担、積立金などで支えられていることを確認できます。

JM-009「医療のお金はどこから来るのか」へ進むと、社会保障の中でも医療の財源の分かれ方が見えます。

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